野球の危機

昨日からの続きになります。

サッカー界はすごいことになっていましたね。

選択肢の多さから、選手にとってチャンスが多いこと。

Jリーグに目を向けても、J1からJ3まであり、その下にもJFLと呼ばれる地域リーグなどがあります。

J1で18クラブ。J2で22クラブ。J3で16クラブ+U23。

となっています。

J3のU23はガンバ大阪などがそうですが、試合に出れないU23の若手選手はガンバ大阪U23としてJ3に参加しています。

まだまだサッカーのシステムを語るには無知ですが、ここまで見てきた段階で野球人として羨ましさを感じる部分があります。

野球は別格。

恥ずかしながら、僕もそう思っていた愚か者の1人です。

夏の甲子園で大会期間中の観客動員数合計は100万人を超えたりします。

Jリーグは土日しか試合しないのに、スタジアムを満員にできない。やはり求めている数が違う。

日本のトップレベルスポーツは野球。そう思って疑いませんでした。

海外の専門家から日本のフィジカルエリートは野球をやると言われていました。

それが、プロ野球選手の平均身長は181cm

サッカー選手の平均身長は178cm

その差もなくなってきたと思います。

指導の方にも目を向けていきます。

サッカーの指導者はライセンス制を導入しています。ライセンスをもった指導者が子供たちにも指導します。

S級ライセンスになるとプロのチームを指揮することも可能です。

なので選手として目が出なくても優秀なプロの監督、コーチを目指すことができます。むしろ最初から監督を目指すことも可能になります。

プロ野球はそうはならないですね。現役で活躍した選手しか監督になることはありません。それが何故だかわかりますか?

現役時代に活躍した監督の言うことじゃないと選手がなめて、聞かないらしいです。

恥ずかしいですね。

アメリカでは優秀な大学の監督がMLBのチームの監督に呼ばれることもあります。

悲しいお知らせがあります。

  • 毎月500人の子供が野球を辞めています。
  • 数年前に子供の競技人口はサッカーに抜かれています。
  • 10年前から子供の野球人口は半分近く減っています

競技人口の減少は少子化も要因の一つとされますが、減率が他のスポーツと比べ物にならないです。

子供の野球人口は、もうすぐバスケットボールに抜かれます。

いかがですか?

野球が大好きな皆さん。

きつくないですか?

野球に携わる皆さんなら、ここまでの内容を読んで、サッカーとのシステムの違いや、野球の現状を比べて、この結果に納得いく方も多いのではないでしょうか。

なんとなく思ってはいたけど、ここまでとは思っていなかった。

きっとこの意見が1番多い気がします。

毎月野球を辞める500人の子供達には様々な理由があると思います。

野球を辞める決断をした子供達と、1回でいいから、一緒に野球したいな。

そんなことを思いました。

この記事を書いた人

【代表】船田拓哉