高校サッカー決勝

世の中では今が転換期であるということが多く言われています。

わかりやすい例でも人工知能の普及、コロナ禍でのリモートなど様々なモノから転換期を感じることができます。今、僕はすごい時代にいるんだなと感じます。明治維新のように未来の教科書では転換期としてこの時代が記されてもおかしくないと思います。

誰でも情報を発進でき、スマホ1台で誰でも多くの情報を得ることができる。モノの価値も物質的から、より情報的に変化し、多様化しているように感じます。

この時代の波は確実にスポーツにも襲ってきます。

2021/1/11に行われた。青森山田×山梨学院の高校サッカー決勝を観て、僕は野球に対する危機感を強く感じることになりました。

まずは熱戦になった決勝戦の考察をサッカー素人ながら、させていただきたく思います。

練習試合も含めて、新チーム発足以来、無敗の圧倒的な強さ。青森山田が有利とされており、試合展開もボール保有率は圧倒的に青森山田が高かったです。少ないチャンスをものにした山梨学院。多くのチャンスを逃した青森山田。延長でもスコア2-2のまま決着がつかず、PK戦へと突入します。

PK戦は運要素が強いので、実力差がある場合は劣勢チームの方がラッキーと思えたことでしょう。

しかも、山梨学院のキーパーはPKを得意としており、何試合かPK戦を制して勝ち上がってきています。

この時点で気持ちの部分で延長までで決めれなかったと悔やんでいる青森山田。ここまで耐え忍んだと喜ぶ、山梨学院がありました。

無観客ということもあり、PK戦に向かう選手たちの円陣の声。監督の声がよく聞こえていました。

「冷静に!冷静に!」 「いつも通り」監督からも緊張感が伝わり、緊張気味の青森山田の大人しい円陣。

一方、山梨学院の円陣は監督も盛り上げて選手も笑顔でした。活気があり、いい顔していました。

「ここまで来たら勝っても負けても最後だから、楽しんで蹴ろうぜ!」

「楽しんで!思い切り!」「イェーイ!!!」

直感的にどちらのチームが優勝したと思いますか?

青森山田の監督さんは無敵のチームを作り上げた素晴らしい指導者であることは明白です。

ただ、僕が思うのは、この場面で冷静になりたかったのは監督さん本人だったのではないでしょうか?

組織的に統率の取れたチームですが、PKという個の力になった時、力を出し切れるのか。野球でも厳しいマニュアル野球のチームは強いですが、個になった時のもろさが出たりするものです。

ここまで来たから、あとは楽しんで好きにやれと声をかけることはできなかったのでしょうか。

いい緊張と悪い緊張。気持ちの入りすぎと、覇気を纏ったようないい気持ちの入り方があります。

僕も数多くのスポーツ選手の本気と対峙してきましたし、自分も経験しているので、顔からそれが判別できる部分があります。

PKを蹴る高校生の顔を見るとわかりやすいです。紹介したいのですが、このブログで動画を貼ることができないので、いつか違う形で紹介できればと思います。

また、興味がある方はレッスン時に言っていただければ、一緒に見ながら説明することもできますので、お声かけください。

いよいよ本題のスポーツ界にも来る時代の流れに乗れるサッカーと取り残される野球。ですが,

長くなってしまいましたので、次回のブログで詳しく語りたいと思います。

この記事を書いた人

【代表】船田拓哉