2024年 年末のご挨拶

ハスキー10周年が終わり、2025年で11年目になります。
個人的にも選手としての活動を終えて5年。
汗と筋疲労を伴う努力しか知らなかったですが、じっと椅子に座ってする努力を5年かかってやっと理解し始めています。

「ハスキーっぽさ」という曖昧でありながら確かな感覚がありました。
単なる雰囲気でもありますが、誰もが持つ内なる好奇心や創造性を解放する文化。
この感覚を言語化し、再現性を持たせたい。教育の新しい形として、スポーツの枠を超えた価値を提案したいと思い、京都大学教育プログラムに挑戦しました。そして、今年3月に無事卒業することができました。
ハスキー内では「質問力」を高めるトレーニングクラスを開催し、協力いただいた皆さまのおかげで論文を完成させ、ハーバード大学教育大学院のオンラインプログラムにも挑戦することができました。

勉強の甲斐あって「ハスキーっぽさ」を「ハスキー教育」という形にする作業が進みました。
次のステップへと広げる中で、賛同してくれる仲間も増えました。
教え子がハスキーに指導者として戻って来てくれることは本当に感慨深く、感謝の気持ちでいっぱいです。
その中で、光華小学校でマルチスポーツクラスを開講しました。
「ハスキー教育」を形にしたこのプログラムでは、子どもたちが自らの好奇心を通じて動き出す環境をデザインしました。

2024年はAIの急速な進化を痛感する1年でもありました。今後、教育の形が変わらざるを得ないでしょう。
24時間働き、人間以上の知能を持ち、指示通りに仕事をこなす、人件費のかからないAI。
人として、上から言われたことを「はい!」と良い返事をして、遂行する能力は必須能力でしょうか?
スポーツをする者として、もう一度真剣に考え直さなければいけません。
他にもっといいスポーツの良さがあるはずです。
教育や社会が大きく変わる中で、ハスキーは3つの大切なことがあると考えます。
1.自分らしさを養うこと。
2.創造性を膨らませること。
3.周りの人を喜ばせること

自分の特性を磨き、想像力を膨らませて創造し、それが周囲の人を笑顔にする。


「楽しいから続ける。続けるから成長する。成長するからもっと楽しい。」
このシンプルなサイクルこそが、成長の本質を支えるものであり、どんなテクノロジーにも代えられない価値だと確信しています。
2025年は、成長サイクルをさらに大きく、強くフルスイングする年にしたいです。

2024年、支えてくださったすべての方々に心からの感謝します。ありがとうございました。
2025年もよろしくお願い致します!!

この記事を書いた人

【代表】船田拓哉